私がひとり暮らしを始めたのは20代前半。
高校を卒業し、働いて、まず車を買った。
その次にやりたかったことがひとり暮らし。
最初に住んだアパートの下見や契約などは母に付き添ってもらった。
私は「ひとり暮らし~~!」と浮かれていたし、母もなんだか楽しそうだった。
が、実家で過ごす最後の夜。家族そろって食卓についたら
なんだか涙が出て止まらなくなってしまった。
あんなに楽しみにしていたのに、さみしさと不安が一気に
溢れてしまったのである。
その夜はご飯を食べることができなかった。
そんな私を見て母は「バカね~、こっから近いのに」と呆れ顔。
父と兄は黙っていた。
泣いたまま車に乗り、アパートへ移動。
着いたと同時に母から電話がかかってきた。
「あんたが出てった後、お母さんも泣いちゃったわよ・・」だって。
ほんとは私がメソメソしていた晩御飯時にもらい泣きしそうになったが、
父や兄がいた手前、ぐっとこらえていたらしい。
私はその夜は泣きっぱなしであった。
今夜は実家でご飯をいただきました♪
↑ 本日の収穫
母はいつも私のために、たくさん買い物をしてくれている。
ほんと、ありがたい。